「最近走っていてケガをしそう」
「少し関節や筋肉が痛い」
だけど、なんとか練習を続けることはできそうだから休まずに継続しようと考えている。
なんて方いませんか?
それ、非常に危ない状況です。
たぶん多少痛みがあっても頑張ろうとされているあなたは、真剣に競技に打ち込んでいると思います。(すなわちタイム向上を目標としている)
しかしながら、練習を継続することに使命感を感じてしまい、結果的に故障が続きタイムが伸び悩んでしまう選手って多いように感じます。
実際に私がそうでした。
今回は学生時代陸上競技部に所属し、競技に打ち込んでいた私の経験を元にアドバイスしていきたいと思います。
私のランニングプロフィール
- 学生時代、陸上競技部に所属し長距離種目に打ち込む
- 箱根駅伝予選会に出場経験あり
- どちらかというとスピードタイプ→長い距離は苦手
- 現在ダイエット中
この記事のオススメ
・身体に痛みを感じながら練習するか迷っている人
・ケガに苦しんでいる方
[ランニング]痛みを我慢しながら走る弊害について(事実ベースで話します。)
痛みを我慢しながら走ることはオススメしません。
怪我を我慢して練習し続けると、慢性的な故障に繋がってしまい結果的に競技力が向上しないリスクがあります。
当たり前ですが、陸上競技(特に長距離種目)に関しては継続した努力が大切です。どんなに才能があっても練習不足では走れません。
・昔陸上部でバリバリ走っていた人(現在2年間のブランク)
・ランニング歴1年(昔は全く運動していなかった)
たぶん、今この瞬間に走ったら後者の方が速いと思います。
これは極端な例になりますが、それぐらい長距離種目に練習は欠かせない要素なのです。
怪我に苦しんだ学生時代
私の経験を元に、無理して練習したことで実際に生じた弊害をお伝えします。
- 長期的に見て記録の向上を妨げる。
- 同じ箇所を繰り返し故障すると癖になってしまう。(慢性的な故障)
私は学生時代、陸上競技に打ち込んでいましたが「怪我」に苦しんだ時期が大変長かったです。
こちらに詳しく載せています↓
年に2回程長期の故障をしてしまい、結果的に大学時代5000mの自己ベストを更新できずに終えてしまいました。
故障した箇所としては、
膝
臀部
腰
と本当に沢山のケガをした記憶がありません。
どの怪我も前兆(小さな痛み)があったにも関わらず、「まだ大丈夫」という根拠のない自信で練習を継続し、その結果、大きな故障に繋がってしまいました。
では、ランナーが無理して練習してしまう理由ってどこにあると思いますか?
私は大きく3つあると考えています。
- 走りの調子が良いから練習を継続したい。
- 周囲の目が気になり練習をやめられない。(監督やチームメートの目)
- 自分で立てた目標を達成したい。(月間〇〇km走破など)
頭では、長期的に練習を継続することが大切だといくら思っていても、上記のような(今思うと小さな)理由で故障を繰り返してしまうのです。
特に一番上にある、「走りの調子が良いから練習を継続したい。」という気持ちを抑えられずに大きな故障に繋がることが私は多かったですね。
具体的には、
大会で自己ベストが出そうなぐらい練習で調子が良い
↓
(少し身体に痛みを感じる)
↓
自己ベストを出すために「踏ん張りどころ」だと思い練習を継続
↓
怪我発生
↓
治療に専念する
↓
また1から身体づくりが必要になる。(逆戻り)
この繰り返しでした。
そして、一度怪我をしてしまったところは、身体のウィークポイントとして、その後の競技人生で長く付き合っていく必要が出てくるリスクがあります。
現在、現役を引退して数年経ちますが、ランニングを本格的に再開すると決まって一番最初に古傷(右臀部)に痛みが出ます。
この経験より「無理して行った練習の先に、輝かしい未来はない」と声高々あなたにお伝えします。
POINT
・小さな痛みが大きな故障の前兆
・慢性的な怪我になると数年経っても痛みます
目の前の結果ではなくその先を見て行動しよう
先程から、長期的に練習を継続することが大切だと主張していますが、そのためには「目の前の結果ではなくその先を見て行動する」ことが重要になります。
- 今日その練習を行う理由を今一度考えよう。
- 年間計画を立ててみよう。
今日その練習を行う理由を今一度考える
身体に違和感がある時は、本日やる練習は、目の前の結果ではなくその先を見て行動できているのか一度見直してみましょう。
具体的には、何故今日その練習をする必要があるのかを自問自答してみて下さい。
例:本日ポイント練習を行うかどうか。(少し脚が痛い)
行う理由→来週末に大会がある、大会が近いのにレースペースで最近走っていない
行わない理由→来月に最大の目標となる大会があるので怪我のリスクを減らすべき
このように考えていくと、その練習の重要度が必然的に分かってきますよね。
もしかしたら、練習メニューを変更して
・プールで泳ぐ
・エアロバイクで追い込む
ことで、怪我のリスクを軽減しつつトレーニングを継続するという結論に至るかもしれません。
とは言いつつ、(過去の経験より)小さな違和感があったらすぐに練習をやめるべきだと私は考えていますが、実際競技に打ち込んでいると必ずしも練習を休めるとは限りませんよね。
各々が違う目標を持って競技に打ち込まれていると思うので、最後身体の状態と相談して判断するのはあなた自身になります。
そこで、どのような選択をするにしてもケガのリスクがあることは念頭に置いて行動するように心がけてみて下さい。
すなわち、「大きな怪我」に繋がるリスクがあることをしっかりと認識した上で、練習前後のケアは入念に行うようにしましょう。
年間計画を立ててみよう
年間計画を立てることは怪我のリスクを軽減するという意味でも、大変重要になってきます。
先程、身体に違和感がある時は「その日にその練習を行う意義」を考えた上で、最終的な判断をしましょうとお話しました。
ですが、年間の計画を立てていないと、例えば一番直近に出場する大会がどのような位置付けなのか自分の中で明確になりませんよね。
今年最後の大会なのか、来月ある大きな大会の調整なのか、はたまた友達と一緒に楽しく走る大会なのか・・・。
今年最後の大会であれば、少し痛みがあってもそのレースに懸けて練習を行い、大会終了後休むことも可能になってきます。(もちろん、私は安全サイドでなるべく無理しないで休むことをお勧めしますが)
あなた自身にとって、今日という一日を明確化するために=練習の必要性を判断するために、是非年間の予定表をざっくりでいいので立ててみましょう。
まとめ
- 痛みを我慢しながら走ることは弊害だらけです。
- 目の前の結果ではなくその先を見て行動しよう。
ランナーにとって一番の大敵が「怪我」だと筆者は考えています。
私は「モチベーション」を上手くコントロールすることができず、何度もケガを繰り返してしまい結果的に大学時代5000mの自己ベストを更新することができませんでした。
その経験より、怪我の前兆となる「少しの違和感」に対して、あなたには是非敏感に反応するようになって頂きたいと考えています。
あなたのランナー生活がより充実したものになることを祈っています。
ランニング時間を有効活用する方法↓
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