ランニング

【ランニング/陸上競技】周囲に指導者がいない人にオススメ「中長距離・駅伝(陸上競技入門ブック)」両角 速著

2019年11月21日

走ることが好きで、これから競技者としてタイムを追及していきたい!

だけど周囲に指導者がいなくて困っているという方も多いかと思います。

「どのようなフォームで走ればいいのか・・・。」

「練習メニューはどのようなものがあるのか。」

このような悩みをかかえているかたにオススメな一冊を紹介していきます。


 

私自身も大学まで陸上競技部で長距離種目に打ち込んでおりましたが、大学では指導者がおらず実際に伸び悩んだ時に参考にした書籍になります。

この本の良い点・悪い点についてまとめました。

良い点

  • ランニングフォームについて写真付きで解説されている。
  • 動き作りなどの独学では難しい内容も盛り込まれている。
  • ペース走は5000mの実力別に目標タイムが書いてある。
  • 著者が陸上界で有名な方。

悪い点

  • ハーフマラソン等の長い距離に関する解説はない。(1500~5000m走をメインに解説)

この記事のオススメ

・身近に指導者がいない。

・5000m走のタイムを追及していいきたい。

・ランニングの練習メニューを知りたい。

著者「両角 速」ってどんな人?

考える人

現在、東海大学駅伝部の監督を務めておりますが、駅伝よりトラック種目に力を入れるスタンスで指導されていることも非常に有名です。

両角監督を有名にしたのは、なんといっても佐久長聖高校(長野県)の駅伝部を部員数人の状態から、数年後には全国有数の強豪校に築き上げたことではないでしょうか。

 

全国高校駅伝大会での優勝はもちろん、教え子には、現マラソン日本記録保持者の大迫傑選手や、佐藤悠基選手など有名な選手が何人もいます。

そして、なんと言ってもこの佐久長聖高校出身の選手は皆さん本当に走り方が綺麗なんです!

そんな日本屈指の指導者が書かれた1冊なので非常に興味深いですよね。

ポイント

・全国屈指の指導者が著者

・教え子のフォームはとにかく綺麗!

「中長距離・駅伝(陸上競技入門ブック)」両角 速著

走る人

では、この本ってどんな本なのか紹介していきたいと思います。

本の特徴は、こちらになります。

良い点

  • ランニングフォームについて写真付きで解説されている。
  • 動き作りなどの独学では難しい内容も盛り込まれている。
  • ペース走は5000mの実力別に目標タイムが書いてある。
  • 著者が陸上界で有名な方。

悪い点

  • ハーフマラソン等の長い距離に関する解説はない。(1500~5000m走をメインに解説)

 良い点

良い点として、今回2点説明したいと思います。

①正しいランニングフォームを知れる。

早く走るためには「正しいフォーム」で走ることが大切です。

 

例えば足の設置方法を例にとってみましょう。

つま先接地を意識しすぎてしまい「ガッガッガッ」とブレーキがかかってしまうような走り方をされている人を、よく見かけます。

しっかりとトレーニングされているのに、無駄な力を使いタイムロスしてしまい本当にもったいないですよね。

 

そのような方は、一度「正しいランニングフォーム」のイメージを持つことが重要です。

 

こちらの本では、正しいフォームの解説に加えて、ランニングをスムーズに行う上で重要な「動き作り」に関しても解説されております。

(実際、私も動き作りを行うようになり、走っている時のバランス感=安定感が増しました。)

ここで注意して頂きたいのが、おそらくこの本を読んだだけでは正しいランニングフォームは習得できません。

 

正しいランニングフォームを習得するためには、次のフローを意識して下さい。

本で知識を得る

実践する。実際に自分の動きを動画で撮り、客観的に自分の走りを見る。

動画を見て修正点を見つける。

実践する。動画を撮る。

これを納得できるまで繰り返しましょう。

 

私も周囲の仲間に沢山動画を撮ってもらいました。

少し余談になりますが、レースなども動画で撮ってもらうと、例えば後半ペースが落ちてしまっている時はフォームがどのようになっているのか・・・等々、新たな発見ができるので大変お勧めです。

 

②各練習メニューの設定タイムについて5000mのタイム毎に掲載されている

何事もそうですが、目標と現状の差をしっかり把握することは重要です。

特に長距離種目では、普段の練習におけるタイムと5000m走の結果は密に関わってきます。

(もちろん、本番の強さでタイムも変わってきますが)

 

逆に言うと、5000m○○分で走りたい!という目標があるのであれば、普段からそのペースに耐える上で必要な強度の練習レベルに引き上げないといけません。

 

自分が過去に走ったことのあるタイムだとその時の経験から練習のタイム設定を算出できますが、自己ベストを狙う場合は未知の世界になるので目標タイムを算出することが困難です。

そこで、走力別に設定タイムを知ることができるこの本は大変参考になります。

(ただし、16分30秒が最低レベルになっているのでその点はご注意下さい。)

悪い点

この本は基本的にトラック種目(1500m,5000m,3000m障害)を行う人にフォーカスしているので、更に長い種目用の練習メニューは記載されておりません。

ハーフマラソンやフルマラソンに特化した練習メニューを知りたい人には、あまりオススメできません。

ただし、

・ランニングフォームや動き作りを学びたい

・スピード不足を克服したい

このような悩みを持っている人には、間違いなく参考にやるかと思います。

まとめ

  • ランニングフォームは理想を知り、理想とのギャップを学び修正しよう。
  • 目標タイムをクリアするために必要な練習のレベルを把握しよう

走ることを、趣味というよりは少し競技者よりで頑張ってみたい方にオススメな本を紹介しました。

ランニングに対する知識の有無で、人の成長スピードは大きく変わります。

特に過去陸上競技に取り組んだ経験がない方だと、その差は顕著に出てくるかと思います。

私は高校2年生の時に、本などでランニング(陸上競技)に対する知識を学ぶようになり、5000m走のタイムが2分程早くなりました。

そのときの経験から、考えて競技に望むことがどれ程大切かを知ることができました。

もし興味がありましたら、ディナー1回分と同じ値段で買えますので、是非購入してみて下さい。


ランニング時間を有効活用する方法↓

ランニングする人と読書する人
[ランニング×オーディブル]ランニング歴12年の私が見つけた最高のINPUT方法の勧め(適正診断付き)

ちなみに、5000m走の各目標タイムにおける練習メニューについて、私の経験を元にまとめてあります。↓

www.ya-ma-ee.com

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