2019年度電気主任技術者二種1次試験と三種試験を受けてきました。
結果的に科目合格できましたので、そこに至るまでの勉強方法を記載したいと思います。(二種理論、電力、機械合格)
↓勉強方法
参考
↓受験結果詳細
また、試験当日に至るまで過去問演習を行っていましたので、
その時の得点率も公表していきたいと思います。
来年度以降、電験を受験される方に少しでも参考になれば幸いです。
特に、
「電験3種未取得で電験二種に挑戦したい」
「電力、機械、法規の予備知識が無く電験2種受験する予定」
このような方には参考になるかと思います。
(↑実際、私がこのような状態で電験二種に挑戦しました。)
<こんな人にオススメ>
- 試験当日までの学習フローを知りたい
- 過去問演習でどれぐらいできていたのか気になる
- いきなり電験二種に挑戦しようと思っている
- 電力、機械、法規の初学者
Contents
学習フロー
私の学習フローは、こちらです。
当初は、5月ぐらいから学習をはじめる予定でしたが、
7月下旬から学習をはじめるという、完全に後手後手に回ってしまいました。
ちなみに、勉強時間は平均すると
平日:3時間
休日:8時間
ぐらいだと思います。
合計で約150時間です。
残り約1ヶ月の中で私が行った勉強はこちらです。
理論は大学時代の貯金があったので、ほぼ勉強していません。
電力、機械、法規については初学者でしたので、
まず過去問の難易度を確認しました。
その時の印象としては、
電力、機械→全く意味が分からない
法規→とりあえず過去問やれば受かりそう
でした。
ということで、時間無いことも承知で、
電力と機械については電験2種一次試験の「これだけシリーズ」で、
基礎事項を学ぶことにしました。
これだけシリーズを選んだ理由としては、
口コミで「内容が易しい」と書かれていたからです。
(結果的に「これだけシリーズ」も難しかったですが・・・。)
ポイント
学習開始が遅れた場合は、最短で過去問演習に取り掛かれる道筋を目指そう。
学習方法
先程も紹介したように、「これだけシリーズ」→「過去問演習」の順番で学習を進めました。
①これだけシリーズ読破(電力及び機械)
参考書を選ぶうえで重視したこと
・内容が最低限=分量が少ない
・初学者にも理解しやすい構成=易しい内容
実際口コミで「内容が易しい」と書かれていたこと、
また電験二種取得者にオススメされたこともあり、「これだけシリーズ」を選びました。
学習時のポイント
「とにかくサラッと最後まで目を通す。」
ということを意識しました。
全体像を把握すれば、細かいところは過去問演習を通して自然と習得できると考えました。
ただ、たまに理解が困難すぎて電験三種の参考書も読みました。
使用した参考書は、TACさんから出版されている「みんながほしかったシリーズ」の教科書の方です。
こちらの参考書は、電験三種受験者向けということもあり、図解が多く初学者が理解するのには大変役立ちました。
ただ、電験三種の参考書に毎回立ち返っていると非常に時間がかかるので、
なんとなく重要そうな部分で理解できない場所だけ調べました。
ポイント
とにかく短時間で参考書を一周しよう!(全体像を掴む)
②過去問演習(10年分)
過去問10年分の演習結果はこちらになります。
緑色の色付きになっているところが、合格点に達した時です。
見て頂くと分かりますが、本当に合格点ギリギリをふらふらしていました。笑
過去問を解くときは、
試験時間内に解く
↓
解答/解説の確認→これだけシリーズで確認(必要があれば)
↓
翌朝に復習
この方法で取り組みました。←基本的な学習方法だと思います。
記憶の定着をはかるためにも、「翌日の復習」には特に力を入れたつもりでしたが・・・結果的に一週間に2日ぐらいはさぼってしまいました。
(これをさぼらずに行っていれば、法規の点数はもっと上がったのか思います)
メモ
過去問演習→解説熟読→翌日復習
ちなみに使用した過去問題集です↓
2014-2018年分→電気書院さんの過去問題集
2008-2012年分→オーム社さんの過去問題集
私は電気書院さんの過去問の方が解説がしっくりきました。
③過去問演習2周目(5年分)
二周目は試験残り5日の時点で始めたので、かなりテンパりながら問題を解いた記憶があります。
その時に意識したのが、「浅く広く知識を定着させること」です。
いよいよ試験間近となりました。ここからの踏ん張りで合否が逆転します!まだまだ全然の人もあくまで目標は60点。完璧主義にならずに知識を広く浅く理解して本番を迎えて下さい。
— takeo@電験王 (@denkenou) August 29, 2019
↑こちらの方のツイートを見て、もう割り切って浅く広く学習することを心掛けました。
やはり、予備知識がないと本番に大題1つまるごと落してしまうリスクがあるので、
なんとか完答はできなくても数点は稼げるようにすることを重要かと思います。
ちなみに過去問演習2周目は、70-80%程の正答率でした。
たまに60%少し超えるぐらいの年もありました。
ただ、2回同じ問題を解くことで知識の定着はかなり図れたので、
できれば2周以上は過去問を解いて本番を迎えるようにしましょう!
ポイント
最後は浅く広く広範囲をカバーして試験に臨もう!
まとめ
- 過去問の出来が悪くても合格する可能性は十分にある!最後まで諦めずに勉強しよう。
- 早めに電験の学習を始めよう。
- 試験まで時間が無い時は、最低限の基本事項を抑えてとにかく過去問!
電験の学習は、想像以上に孤独なものかと思います。
これから電験二種受験を予定される方に、今回私が開示した情報(過去問得点率、学習フロー)が、少しでも役立てば幸いです。
電験二種の受験は非常に大変なものかと思いますが、その分大きな達成感を味わえる資格試験でもあります。
目標を高く持ち、お互いに頑張っていきましょう!
↓受験結果(本番の得点)が気になる方はこちらまで。