TOEIC600点は、社内昇格、就職活動などで何かと1つの指標にされるスコアかと思います。
特に理系出身(または理系学生)の方は、TOEIC600点あれば「最低限の英語力は有している」と評価してもらえる環境が多いのではないでしょうか。
しかしながら、
・なかなかTOEIC600点取れない
・リスニングが本当に聴こえない
・リーディングパートが全く終わらない
このような悩みを持ち、TOEIC600点の壁に跳ね返されている受験生も多いかと思います。
実際に私自身がそうでした。
そんな筆者がTOEIC645点獲得できたので、その経験を紹介していきます。
これからTOEIC600点目指す方に、少しでも参考になれば幸いです。
プロフィール
- オンライン英会話300回以上継続
- TOEICスコア600点突破(2021/02)
- 元々はセンター試験リスニング14点…リスニングが苦手
- 理系大学院卒
- 将来は海外事業に携わりたい!
Contents
TOEIC600点までの軌跡
私のこれまでのTOEIC受験歴及び元々の英語力について紹介していきます。
TOEIC受験歴
TOEICスコア推移
2018年12月:440点(225/215)
2019年12月:435点(250/185)
2021年01月:570点(315/255)
2021年02月:645点(325/320)←New
※()内は(Listening/Reading)の得点
最新の結果がこちらです。(2021/3月現在)
グラフにすると次のようになります。
(なお上記以前の学生時代にもTOEIC受験経験あり。最高得点:TOEIC-IPテスト505点。)
学生時代も含めると、長い期間500点弱をずっと推移していましたが、
2021/01 570点
2021/02 645点
と最近大きくスコアUPに成功しました。
元々の英語力について(補足)
TOEICスコア推移については先程紹介した通りとなりますが、元々の英語力についても補足しておきます。
(これからTOEIC600点目指す方の参考になるように、私自身のリアルな英語力を伝えることができればと思います。)
センター試験(リスニング)
本番:14点(50点満点中)
センター模試では、約2.5~5割程度の得点で推移。
基本的に英語を聴いても全く分からない典型的なタイプでした。
センター試験(リーディング)
本番:75%程度←正確な数字は忘れてしまいましたが、150点前後(200点満点)だったはずです。
模擬試験では、70~80%の得点率で推移していました。
調子良い時に一度9割取れて喜んだ記憶があります。
文法問題をロジカルに考えて答えを導き出す感じが得意(好き)でしたが、単語の暗記や長文を読むのがあまり好きになれず当時伸び悩んでいました。
学生時代のTOEIC最高スコア獲得時(IPテスト505点)
正確な得点配分は忘れてしまいましたが、リーディングで稼ぎました。
恐らく・・・
リスニング:240点
リーディング:265点
程度だったはずです。
リスニングは、ほとんど聴こえていません。
(リスニング200点前半レベルの方なら痛い程分かる感覚かと思います。)
リーディングに関しては、時間内に全く解き終わらずラスト25問ぐらいは塗り絵になっていたと記憶しています。
ポイント
英語ができない典型的な理系タイプでも、しっかり積み重ねればTOEIC600点は到達できるので心配しなくて大丈夫です。
TOEIC600点までの勉強方法
実際にTOEIC600点到達までに私が行った英語学習について紹介します。
(今回は実績ベースで記載しています。TOEIC600点を効率的に獲得する方法については、別記事で紹介します。)
TOEIC600点勉強方法
- オンライン英会話(レアジョブ英会話)
- 世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング)
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7
1.オンライン英会話(レアジョブ英会話)
私のTOEICスコアUPに大きく貢献してくれたのは、レアジョブ英会話というオンライン英会話サービスです。
TOEICスコア:435→570点と大幅に伸びた時期は、ほぼオンライン英会話を継続して取り組んだのみとなります。(約1年間)
(直前に数時間程度、後ほど紹介する世界一シリーズをやったぐらいです。)
特にリスニング力を飛躍的に向上させることができたことは、筆者として非常に手ごたえを感じました。
この時期の英語学習に対する取り組みは、【検証】レアジョブ英会話でTOEICスコアUP(受講回数300回以上の筆者体験談)で詳しく紹介しています。
↑オンライン英会話のメリット/デメリット及びTOEICに与える効果についても記載しています。
注意ポイント
TOEICスコアを最短で上げたい方は、オンライン英会話ではなくTOEIC対策本で学習することをお勧めします。
英会話開始2ヶ月時点でTOEICを受験しており、その時の所感及び考察についてもまとめています。
レアジョブ(オンライン)英会話:2ヶ月経過後にTOEIC受験したら440点→〇〇〇点
※私が英会話で短期間TOEICスコアUPが望めないと感じた理由が書かれています。
オンライン英会話について
オンライン英会話は沢山種類があるので、あなた自身が一番継続できそうなサービスで始めることが重要です。
(私はレアジョブ英会話でTOEICスコアUPができましたので、サービスには大変満足+感謝の気持ちを込めて紹介しています。)
2.世界一分かりやすいTOEICテストの授業(Part1-4 リスニング)
英語がある程度聴こえるようになった段階で、世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング)に取り組みました。
(TOEIC570点獲得した前後で使用。)
購入の決め手は、TOEIC攻略サイトで非常に評価が高かったからです。
こちらの参考書を使用することで、
- TOEICリスニングの解法
- 重要ポイント(頻出問題/単語含む)
- 英語特有の音の繋がり
を学ぶことができました。
特に英語特有の音の繋がりをカタカナで明記してくれているのは、リスニングが苦手な私にとっては大変助かりました。
またTOEIC頻出のシチュエーションやひっかけ問題についても書かれています。
例えば、part2において似ている発音の単語を解答に含めることで受験生を惑わせるなどは有名ですよね。
このようなテクニック的な要素も、TOEIC短期間スコアUPを目指す上で重要となります。
リスニングパートに不安がある方には、是非お勧めしたい1冊です。
3.TOEIC公式問題集
TOEIC570→645点の期間は、公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7を繰り返し解きました。
約1ヶ月でスコア75点UPできたことからも、この公式問題集の効果は非常に大きかったと断言できます。
公式問題集の良い点
- 本番と同レベルの問題
- リスニングは公式スピーカー採用
- CD音源が全パートについている
TOEICを運営している一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会から出版されているので、問題の難易度/リスニングのスピーカーが本番と同じとなっており受験生必須のアイテムと言えるでしょう。
※ちなみにTOEICでは過去問の閲覧が不可能(試験終了後に問題用紙は回収されます)なので、こちらの公式問題集は非常に重宝されています。
公式問題集で演習
(現状把握)
↓
問題のパターン把握
(単語/フレーズ/文法問題/リスニングのシチュエーション)
↓
反復学習
(解法習得)
↓
本番で似た問題が出題されて得点UP
このようなイメージで取り組みました。
復習を疎かにしがちですが、我慢して何度も音源を聴き/問題を解くことが大切です。
実際に私がTOEIC600達成するために特に注力したポイントを下記に示します。
ポイント
・リスニングはpart3,4を何度も聴く
・リーディングはpart5を中心に反復
TOEIC攻略サイトを調べていく中で、上記項目の反復でTOEIC600点到達が十分可能だということを知り、信じて取り組むことにしました。
参考までに、私がTOEIC570→645点まで伸ばした1ヶ月の間に行った公式問題集7の演習結果についても載せておきます。
(どちらも初見での結果です。)
リスニング(問) | リーディング(問) | 合計(問) | 本番換算(点) | |
Test1 | 65/100 | 64/100 | 129/200 | 520~675 |
Test2 | 65/100 | 54/100 | 119/200 | 495~645 |
※本番換算については、TOEIC公式問題集に添付されている得点表より算出。
これからTOEIC600目指す方にとって、1つの目安になれば幸いです。
その他(初受験者向け)
学生時代TOEIC初受験する際に使用した参考書も紹介しておきます。
特徴
- TOEIC全パートの解法が1冊に収納
- 初学者でも理解できるような内容
- コスパ最高(1000円以内で購入可)
- 持ち運び容易
TOEIC受験に向けて、下記に示す最低限の解法は入門特急を用いて必ず身に着けるようにしましょう。
・リスニングの解き方(必須スキル)
・part5の時短解法(知らないとリーディングパート終わらせるの困難)
・TOEIC頻出ひっかけ問題
この1冊で600点達成することは厳しいと思いますが、傾向と対策を知る上では大変良い参考書でした。
(英語の自力がある方は可能かと思います。)
ポイント
TOEICでは良書と呼ばれる参考書が沢山ありますが、一番大切なことは同じ参考書を何度も繰り返しノウハウを習得することです。
試験本番について
TOEIC645点達成した時の受験本番についての所感です。
TOEIC(午前)受験してきました。
個人的には、
part
1 易
2 難
3 普通
4 普通
5 ちょっと難
6 易
7 普通(!?)←185問目まで解き終わるぐらいあくまでも目標600点レベル目線ですが・・・。
600点いってほしけど、part2分からない問題結構あったからなー😂全体的に少し易化した気も#TOEIC
— やーま@電験&TOEIC (@EE10018) February 28, 2021
Part2で分からない問題が多く、試験終了後は正直600点超えることができたか不安でした。
(リスニングは分からない問題が続いた際にメンタルを立て直すのが大変です。)
リーディングに関しては、問185まで解き終えることができましたのでTOEIC600点レベルを目指す上では十分だったと思います。
また個人的に苦手なpart6が易化したため、非常に良いペースでリーディングパートを解くことができたのも今回TOEIC600点達成できた要因の一つでした。
(詳しい結果&考察については、郵送での結果が届き次第追記したいと思います。)
まとめ
ポイント
- 英語力は投資時間に比例
- 公式問題集で本番に慣れよう
- 理系/英語苦手でもTOEIC600点は十分可能
(筆者はセンター試験リスニング14点レベルからのスタートでした。)
「TOEIC600点を達成したい!」
そのような想いを大切に継続して取り組めば、必ず目標に届く日が来ます。
私自身、本当に英語(特にリスニング)ができずに苦労してきました。
ただ毎日少しずつ継続することで、気付いた頃にはTOEIC音声が以前より飛躍的に聴けるようになっていました。
TOEIC対策に特化すれば、恐らく私より短い期間でTOEIC600点に届くはずです。
応援しています。
↓TOEIC570点獲得時の所感(オンライン英会話の効果も記載あり)
【検証】レアジョブ英会話でTOEICスコアUP(受講回数300回以上の筆者体験談)
↓TOEIC670点獲得時の所感
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【TOEIC】670点達成(短期間スコアUPの秘訣はTOEIC対策)