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[簿記3級]最短合格方法まとめ~25.5時間で合格した勉強法、使用参考書を徹底解説~

2020年3月24日

簿記3級参考書

記3級に挑戦したいけど・・・どう勉強したら良いか分からない。
その悩みすごい分かる!私も挑戦する前は参考書や勉強方法について沢山調べた記憶があるなぁ。
やーま

 

今回は簿記3級の受験を予定している方に、オススメな参考書及び勉強方法について解説していきます。

筆者のプロフィール

2020/2 簿記3級合格
・簿記に関する知識ゼロから勉強スタート(←理系です)
短時間集中(25.5h)で合格←追い込まれてから頑張りました。

 

(Twitterでは20時間ちょっとを書きましたが、計算してみたら25.5h勉強していました。)

 

今回私が紹介する勉強方法はいたってシンプルです。

勉強方法

これを淡々とこなせば確実に簿記3級は受かります。

(踏み込んだ学習方法については、後ほど徹底解説します。)

 

ここで注意して頂きたいのは、簿記3級の合格点は70点です。

なので、70点を確実にクリアできるように注力することで、短期間合格が実現できます。

 

これから簿記3級受験予定の方に、少しでも参考になれば幸いです。

ポイント

  • 簿記3級の勉強方法を詳しく解説(参考書、勉強時間内訳)
  • 実際の勉強実績公開
  • よくある悩みについてお答えします。

簿記3級最短合格への道

勉強する人

それでは早速簿記3級に短時間で合格した勉強方法について徹底解説していきます。

メモ

  • 簿記3級を知ろう
  • 勉強方法概要
  • 簿記3級オススメ参考書
  • 合格するためのアドバイス

簿記3級について知ろう

簿記3級について簡単に説明します。

簿記3級試験概要
試験時間 2h
合格点 70点(100点満点)
難易度
短期間合格 可能(筆者は25.5hで合格)

私が最初に伝えたいことは、簿記3級は比較的簡単な資格なので短期間で合格することは可能です。

具体的には、1週間前から取り組んでも十分合格圏内まで持っていけます。(たぶんできる人なら3日前でも合格できる可能性はあります。)

試験まで残り僅かで焦っている人も、まずは1度深呼吸しましょう。

 

ただし、学習方法(ポイント)を間違えると短期間合格が難しくなってしまいますので、方向性だけは間違えないようにして下さい。

(合格率は40~50%を推移しています。)

早速、合格までのプロセスをお話していくよ!
やーま

勉強方法概要

勉強方法の順序に関しては最初にお話した通りです。

勉強方法

学習のイメージとしては、

テキスト(スッキリわかる 日商簿記3級 第14版 )で基本事項をおさらい→過去問演習で実践に慣れる→分からないところは調べて理解

となります。

 

1つずつ解説していきます。

1.スッキリわかる 日商簿記3級 第14版 1周目(9.0h)

簿記の「簿の字」も分からない状態からスタートです。

(私は簿記でよく出てくる仕訳という言葉すらも本当に知りませんでした。)

でも、安心して下さい。このような状態からでも短期間合格は十分に可能です。

 

とにかくテキストは短時間で読破しましょう。

短期間読破の理由

・簿記3級では過去問の傾向と同じ問題が本番も出題されるので、少しでも早く過去問演習に取りかかりたい=テキストは短時間で終わらせる。

・テキストの内容全てを短時間で完璧に覚えることは不可能なので、過去問演習を通してエッセンスを習得する時間を作る必要がある。

以上より、テキストはスピード重視で取り組むことがめちゃくちゃ大切なのです。

 

テキストを完璧に覚えようとしている人がいますが、一番大切な過去問演習まで行けずに残念ながら不合格となってしまう可能性が高いです。
(私の知人もテキスト重視した結果落ちていました。)

 

繰り返しになりますが、簿記3級は過去問題と非常に似た傾向が毎回出題されるので、過去問演習に割いた時間が合否の分かれ道となります。

したがって、テキストでは必要最低限簿記のルールを知るぐらいのイメージで取り組んで下さい。

その先の理解は、過去問演習を繰り返していく中で自然と身に付きます。(簿記3級に必要なエッセンスを自然と習得できます。)

 

~ちなみに、私は9.0hで1周テキストを終わらせました。(本文+問題演習)~

勉強方法としては、

1章分のテキスト読破→該当箇所の問題編を解く

これを繰り返します。

 

テキスト読破スピードを示しておきます。

テキストページ 読破スピード
P1~247 約40/h
P248~289 約20/h

後半の方が読破スピードが遅くなっている理由
・前半部分に比べて問題演習量が増えている。
・内容が少し複雑になってきた。
が挙げられます。

 

上記のスピードを意識して、テキストに取り組んでみて下さい。

 

2.スッキリわかる 日商簿記3級 第14版 2周目(3.0h)

テキストの2周目は更にスピードを上げていきましょう。

 

約3.0hで全部のテキストをサラッと復習しました。

2周目ポイント

・分かっているところは「ハイハイ」と言いながら読み飛ばしていく。(特に前半部分)

・後半部分の演習問題も、計算はほどほどに行い問題の解き方を意識する。

3.0h時間でテキスト1冊を復習しようとすると、だいたいこのような感覚で行う必要が出てくるかと思います。

 

今思えば、この時無理に2周目を行わないで過去問題演習に入っても良かったかもなぁ。。。
やーま

時間がない方は、テキスト2周目はスキップして過去問演習に入りましょう。

 

3.過去問演習 (12.5h)

とうとう来ました。合否を左右する過去問演習の時間です。

 

今までで一番気合入れて取り組んで下さい。

過去問演習◎=合格

過去問演習×=不合格

このような気持ちを持って取り組みましょう。

 

過去問演習で意識してほしいことを3つ挙げます。

ポイント

・最初の2回分は大問1つ解き終わったら答え合わせ。

・分からないところはすぐに答えを見る。

・3回目以降(ある程度自分で解けるようになってきたら)試験時間2hをはかりながら過去問演習を行う。

 

特に最初の2つは非常に重要です。

分からない問題に対して長々と考えることはやめましょう。

 

また、過去問のレベルに慣れまでは大問1つ解き終わるごとに答え合わせ(復習)して、コツコツと知識を蓄積するようにして下さい。

というのも、一番最初から1年分の過去問演習を行ってしまうと、おそらく間違えが多すぎて一度に復習することが困難になります。

 

そして、ある程度過去問のレベルに慣れてきたら試験時間2hをはかって問題演習に取り組んでいきましょう。

過去問演習で90点以上取れるようになれば、本番いつも通りやれば合格できるようになっています。

 

私の過去問演習結果を参考までに載せておきます↓

過去問(第〇回) 点数
第140回 69
第141回 53
第146回 55
第150回 67
第151回 98

合格点に達していない回が多いですが、ケアレスミスで点数を落としていることが多かったので、最後集中して取り組んだ時には98点までいきました。

 

簿記3級オススメ参考書

簿記3級の学習には、テキスト1冊と過去問題集1冊を準備すれば100%十分です。

(逆に、何冊もテキストを買ってどれも中途半端のような状態だと合格することは厳しくなりますので要注意です。)

 

私がオススメの参考書及び過去問は・・・正直評価が高いものであれば、どれを使用しても大きな差はないと思います。

なので、口コミ等を見るとどの参考書もメリット/デメリットは書かれていますし、決め手にかけるのが正直なところかもしれません。

 

有名な参考書であればどれを使用しても100%合格レベルまで達することができるのでOKです。好きなものを使いましょう。

(私は時間が無いにも関わらず参考書選びに迷ってしまい、時間を浪費してしてしまい本当に失敗だったと思っています。)

 

ここでは、これを買っておけば間違いない!と私が感じた参考書について紹介します。

 

スッキリわかる 日商簿記3級 第14版

こちらの参考書を一通り読めば、簿記3級合格に必要な知識は確実につきます。

 

スッキリわかる日商簿記3級

〇イラストが多く読みやすい

〇初学者でも十分理解できる目線で学べる

〇付属問題で理解を促進できる

〇短時間で読破できる内容量

〇1,000円というコスパの良さ

×付属問題が簡単過ぎる←過去問演習で補える。

アマゾンなどの口コミでデメリットなども書かれていますが、私は100点満点の参考書だと思っております。

 

これ以上内容が難しすぎると初学者が短期間で理解することは困難ですし、これよりも内容が簡単だと過去問演習を行った際に上手く解けず苦戦することが予想されます。

そのような意味でもこちらの参考書は本当におすすめです。

 

ちなみに、私はこの「スッキリわかるシリーズ」の内容はもちろんコスパの良さに惹かれて、今度受験予定の簿記2級参考書もスッキリわかるシリーズにしました。

それぐらいオススメな参考書なので、迷っている方はスッキリわかる 日商簿記3級 第14版を使用すればまず間違えありません。

 

合格するための本試験問題集 日商簿記3級 2023年SS対策 [ネット試験・統一試験 完全対応](TAC出版)

過去問題集に関してもどれを使ってもかまわないと思います。

私は(会社から助成金が出るという理由で)大原の通信教育についてきた過去問題集を使用しましたが、後日本屋で確認したところTACから出版されているこちらの過去問集をやれば問題ないと感じました。

本も大型で見やすいのが◎

 

またはスッキリわかるシリーズの過去問題集もオススメです。

(簿記2級用過去問題集はスッキリわかるシリーズにしました。)

 

何度も言うようですが、過去問演習もどの教材を使うかよりある程度評価の高い教材を何回使用するかの方が重要です。

 

そのことを念頭に置いて、参考書選びをされるといいかと思います。

 

簿記3級合格へのアドバイス

私が簿記3級の受験を予定されているあなたに伝えたいことは3つあります。

注意ポイント

この心得を守ることができれば、自ずと合格が近づいてくるでしょう。

 

簿記3級はそこまで難易度の高い資格試験ではありません。

結局は試験勉強を「やるか」or「やらないか」これだけの差です。

 

ここで「やる」ことを選択したあなたに、簿記3級に合格した私から少し踏み込んだアドバイスをしていきたいと思います。

(少し専門用語が出てきて分からない人もいるかもしれないが、そのような人は簿記3級の勉強を始めて少し経ってから再び確認して頂ければと思います)

 

学習開始前

これから学習を始めるあなたに送りたいアドバイス(言葉)を、こちらに挙げていきます。

チェックリスト

  • 簿記3級に数学力は必要なし×(足し算、引き算ができればOK)
  • 試験日まで残り少なくても諦めない(1週間前から勉強を始めれば受かる可能性は十分あります)
  • 独学でも効率的に学習可能
  • テキスト選びは迷わない
  • 電卓を準備せよ

 

勉強開始~試験前日

次に試験申し込みを終えて、これから本格的に学習を始める方へのアドバイスとなります。

チェックリスト

  • テキストは一瞬で読破せよ
  • 習うより慣れろ、過去問演習で理解度を上げろ
  • 簿記3級は問1,3,5を完璧にしよう(全5問あり、左の3問は傾向が毎回同じでかつ合計80点分となる)←重要
  • 普段の学習から本番同様に電卓を使おう
  • 仕訳ができれば合格圏内
  • 過去問演習3回目ぐらいからは、試験時間2hをはかって過去問に取り組もう
  • 間違ったところは必ず復習する
  • 試験直前に最近の傾向を確認しておこう
  • 試験前日は早く寝よう

 

試験当日

とうとう試験当日を迎えた方へのアドバイスです。

チェックリスト

  • 当日は朝早めに起きて、仕訳などで頭の体操をしよう
  • 会場についたら、リラックスしながら不安な部分を確認
  • 本番の回答順序は問1→3→5→2→4で答えよ
  • 問3,5でもし計算が合わない部分が出てきても焦らない→部分点が大きくもらえるので、最後に時間が残っていたら見直す程度でOK
  • 問2,4は分かる問題から解く

 

[おまけ]簿記3級Q&A

ノートと鉛筆

ここでは私が実際に簿記3級受験時に感じた疑問を元にQ&A形式でお答えしていきます。

 

Q.市販参考書と通信教育どちらが良いですか?

A.ずばり、市販参考書をお勧めします。

市販参考書 通信教育
値段 安い(合計3,000円程度) 高い(合計12,000円程度)
内容 最小限 比較的多い
学習サポート なし あり(動画、添削、質問等)
コメント 短期間学習向け 中~長期間学習向け

私は(会社から補助金が出るという理由で)通信教育も購入しましたが、結果的に過去問題集以外は利用しませんでした。

過去問題集も特段通信教育のものが良かったから使用した訳ではなく、新たに市販の過去問を買うのがもったいなかったから利用したというのが本音です。

 

市販参考書がお勧めなタイプ

・出費を抑えたい

・短期間で学習したい(通信教育の教材はテキスト及び問題集の分量が多く、短期間でやりこむことは厳しいです。)

・かわいいキャラクターのイラストで学びたい

 

通信教育がお勧めなタイプ

・中~長期間かけて簿記3級の勉強にしっかり取り組みたい

・サポート(動画閲覧、添削課題、質問等)を受けることで効率的に学習を進めたい

・1発で合格できるレベルまで確実に到達したい

・1人で学習できるか不安

私が実際に受講した通信教育は、資格の大原さんから出されているものとなります。

 

問題集の分量が非常に豊富であり、演習を沢山こなすことができる点は◎です。

また、動画を用いた講義も受講できるので、1人で学習するのが不安な方には良いかと思います。

 

Q.アプリ等で勉強しましたか。

A.していません。もし空き時間を有効活用するのであれば、アプリで仕訳の練習をすることはありだと思います。

 

Q.なんで問1,3,5が重要なのか教えて下さい。

A.理由は2つあります。

①問1,3,5で合計80点取れる。(合格点は70点)

問1,3,5の出題傾向が毎回似ているので、過去問題演習を行えば確実に解けるようになってくる

 

Q.問2,4はどの程度勉強しましたか。

A.スッキリわかる 日商簿記3級 第14版で簿記3級の試験内容を全て確認した後は、過去問演習→解答チェックを行ったのみです。
なので、試験本番では空欄に当てはまる用語を埋める問題が出ましたが、そちらはノーチェックだったので2点(満点が12点)しか取れませんでした。

それでも余裕で合格点には届きましたので、特に心配する必要はありません。←本番は84点でした。

※問2,4は出題傾向も多彩にわたっているので、こちらも完璧に網羅しようとすると短期間合格することが難しくなってしまいます。

 

Q.オススメの電卓はありますか。

A.どれでも大丈夫です。ただし、関数電卓などの高機能電卓は使用できないので要注意です。

ちなみに私が使用しているものはこちらです↓

 

まとめ

簿記3級に最短合格するイメージを持てましたか。

もう一度心得を3つ思い出してみましょう。

注意ポイント

最初は右も左も分からず不安かもしれませんが、淡々とこなしていけば必ず「おっ!」と内容をどんどん理解できるポイントが来ます。

 

これまで解説してきた方法を参考に、25時間集中した学習を行った先にはおのずと合格は見えてきます。

「試験日まで残りわずかだ・・・。」

「簿記3級にどうしても合格したい」

このような不安やプレッシャーに負けないように、残り期間全力で頑張って下さい。

 

最後まで諦めなければ、まだまだ合格できる可能性は大いにあります。

 

↓勉強手順の復習

勉強方法


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