資格試験 電験

【電験】不合格になる人の特徴5選

電気系難関資格として有名な「電気主任技術者試験」。

私の周囲でも沢山の方が受験されていますが、その難しさに何度も跳ね返されて、しまいには受験することを諦めてしまう人もいます。

 

今回は私が見てきた(社内で学習アドバイスを求められて答える)中で感じた、電験受験に失敗する人の特徴を紹介していきます。

 

これから電験合格を目指す方は、是非反面教師として参考にしてみて下さい。

(なお個人の学習歴や能力によっては一部当てはまらない部分もあるかと思いますので、最後は自分のこれまでの経験と照らし合わせながら最適な学習方法を見つけましょう。)

 

 

不合格になる人の特徴

  1. 参考書をコロコロ変える。
  2. 最初から全ての分野を完璧にしようとする。
  3. 過去問演習をやらない。
  4. 復習しない。
  5. 勉強時間の欠如。

 

筆者のプロフィールです↓

プロフィール

  • 理系大学院卒(電気電子系)
  • サラリーマン(技術職)
  • 2020年度電験2種合格
  • 暗記→苦手(法規を一度落としてます。)

 

【電験】不合格になる人の特徴5選

 

それでは早速、一つ一つの特徴を見ていきましょう。

 

1.参考書をコロコロ変える

 

電験の学習過程において、何度も参考書(問題集)を買い替えることはオススメできません。

 

近年電験の参考書は豊富に販売されており、インターネット等で調べるとどれも魅力的に感じ目移りしますよね。

私もその気持ちは十分わかります。

 

自分が持っていない参考書のレビューで、

「この参考書を使って合格しました!」

なんて目にした日にはますます欲しくなります。

 

しかしながら複数の参考書を使用することで次のようなデメリットがあります。

  • 繰り返し学習の濃度が薄まる。
    同じ文字、図、表を何度も繰り返し見た方が記憶の定着は確実に良いです。
  • 全ての参考書が中途半端になる。
    やり切った参考書が無い=分野(知識)の漏れが確実に出てきます。
  • 混乱するリスクがある。
    参考書によって同じ分野でも解説方法が異なることは多々あります。初学者は混乱してしまうリスクがあります。(勉強経験豊富な人はこの限りではない)

 

以上より、1冊の参考書(or問題集)に注力するように心掛けましょう。

 

参考

私の場合:基本的に1冊の参考書に注力しますが、副読本として複数の参考書を購入しています。

→苦手分野克服に複数の参考書を使用することは間違いなく良い方法だと考えています。しかしながら、必ず主となる参考書を1冊決めて、その参考書をやり切ることを大前提としています。

 

2.最初から全ての分野を完璧にしようとする

 

新しい分野の学習をする際、第1章(または冒頭の数ページ)に数週間かけてしまう人がいますが、そのタイプの人はかなり危険です。

 

出題範囲の広い(しかも4科目ある)電験の試験では、最初から全ての分野を完璧にしようするとほぼ確実に試験範囲の学習が全く終わらないという事態に陥ってしまいます。

 

また人間は繰り返し学習することで、記憶の定着をはかります。

しかしながら、完璧を追い求めすぎると、時間的な余裕が無くなりその繰り返し学習ができなくなってしまうのは大きな痛手です。

 

ポイント

参考書を1周完璧に読むというイメージは捨てて、浅くスピーディーに周回するという勉強方法に切替えていきましょう。

 

3.過去問演習をやらない

 

資格試験において「過去問演習は最強のツール」です。

 

これをやらずにして合格はありません。

 

過去問演習をやらないといことは、

  • 野球の試合に素振りだけして挑む
  • サッカーの試合にシュート練習だけして挑む

ようなものです。

 

たまに参考書(過去問未掲載のもの)を永遠と熟読している人がいますが、1~2周程度読み終えたら早々と過去問演習に入るようにしましょう。

 

【過去問演習メリット】

  1. 参考書の文章を読むより、問題を解く方が記憶に定着する。
  2. 合格に必要な学習量(距離)をはかることができ、試験当日までの学習計画を立てやすくなる。

 

ポイント

最終的なゴールは常に意識=本番レベルの問題に触れることで、合格するための学習を進めていこう。

 

4.復習しない

 

問題を解いたら必ず復習しましょう。

 

具体的には、解答を見ながらもう一度解くようにして下さい。

(時間がない場合は解答を見るだけでもOK)

 

せっかく問題演習に時間を割いても、解答確認を怠ると、間違えた問題は一生解けないままです。

 

「めんどくさい」という感情は非常に良く分かりますが、丸付けを行ったら必ず解説も読むくせをつけましょう。

 

5.勉強時間の欠如

 

当たり前ですが、試験範囲に対して十分な学習時間を確保できなければ不合格まっしぐらです。

 

そこで誰もが疑問に感じることとして、

「電験合格までに必要な学習時間はどれぐらいか。」

という点かと思います。

 

その質問に対しては、「分からない」というのが正直な返答です。

なぜならば、合格までに必要な学習時間は、あなたのパーソナリティによって大きく変わってくるからです。

  • 数学の得意/不得意
  • 暗記の得意/不得意
  • 仕事と試験内容の親和性
  • これまでの学習経験
  • 毎日の中で電験に割ける時間

 

私の場合は、勉強開始時に上記パーソナリティが近い先輩にアドバイスをもらいました。

(だいたいの目安となる学習時間も含む)

 

これから学習を始める方は、自分と似た境遇の人の成功体験から必要な学習時間をザックリと算出してみて下さい。

 

ポイント

周囲にアドバイスをくれる先輩がいない場合は、ネットで合格体験記を探してみるのも◎!

 

まとめ

ポイント

<不合格者の特徴>

  • 参考書をコロコロ変える。
  • 最初から全ての分野を完璧にしようとする。
  • 過去問演習をやらない。
  • 復習しない。
  • 勉強時間の欠如。

 

電験は出題範囲も広く、取得するのが非常に大変な資格試験の1つです。

毎年沢山の方が挑戦して、「不合格」という結果に終わっています。

 

もちろん試験自体の難易度が高いこともありますが、合格できなかった人に話を聞くと、学習方法に問題があるパターンも多々あります。

 

数年間挑戦し続けてる人は、是非本記事を参考に今一度「学習方法」を見直してみて下さい。

 

皆さんの合格を応援しています。

 

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